ビジネスお辞儀(腹痛お辞儀)はやめよう

女性がお腹の上で手を重ねてお辞儀をする事を「腹痛お辞儀」と言うそうで、なんとこれが一般的に用いられているそうです。
気にしてなかったのですが、意識してみてみると皆様やってますねー。

近年、ビジネス界では男女のお辞儀の仕方に差異が見られ、例えば男性は腰を曲げたときに手は体の横にそのまま添わせ、女性は臍の下あたりで両手の指先を重ねるように、ビジネス・スクールやマナー教室で教えているが、本来の礼法ではない。このお辞儀の仕方では、男性はかかとを付ける姿勢を求められるので、体を倒す時にバランスをとろうとして自然に両手が尻を抑えることになり、女性は腹痛時と同じ姿勢となると同時に両ひじが張って大変見苦しく、ひじを張るまいとすると両手の位置は丹田よりさらに下がって陰部を上から押さえる格好となる。このビジネス式お辞儀はそうした意味で、相手に対して大変失礼な形になるので、伝統的な本来のお辞儀を行うのが国際的な場面でも望ましい。

伝統的な立礼に男女の差はなく、足を平行にして立ち、手先をまっすぐ伸ばしてそろえ、自然に手が定まる位置を出発点として、静かに腿の上を膝がしらに向けて滑らせる。首だけを丸め込まず、首と背中がまっすぐなまま尻を後ろに突き出す要領で上体を前に倒すと、美しいフォームになる。

よりきれいにお辞儀を行なうためには、「動作はゆっくり行なう」、「指先は軽く伸ばして揃える」など、いくつか留意すべき点がある。

引用元:Wikipedia

Wikipediaでは見た目が美しくないからしないほうが良いと書いていますが、もっと決定的な理由が示されています。
以下に引用します。

確かに手を重ねて礼をする国があった。古代の中国(周王朝)である(屈体しながら手を重ねる)。
よしんば、サービス業界が古代中国式の礼(「揖」という)を3千年後の昭和40年以降に採用したつもりであっても、問題がある。
なぜなら古代中国の揖では敬意の度合いを手の高さで表現し、低くても胸、高ければ、頭にもっていく。
腹の前で手を重ねるのは敬意がない。

引用元:おかしな女性の立礼

そういえば西洋のお辞儀も手を前で重ねませんね。