最近の北朝鮮の核やミサイル関係の交渉を見ていると米韓、米中ペースで進められいるように見えるのは誰の目にも明らかです。
米中韓による日本置き去り交渉は本来抗議ずるべきだが、所謂、大人の外交を自負する外務省は抗議すらしない。
安倍政権としては拉致問題を中国・南北朝鮮に対して融和的な外務省抜きの官邸主導で進めたいところ。
米韓首脳会議後にオバマ大統領が日米韓で連携して行うと言えば、韓国の大統領はこれを無視する形で日本は歴史問題や領土問題などで正しい認識を持つべきだ批判した。これは日本に対して非礼極まる行為。
歴史教育はどの国でも外国に干渉されることなく行われているわけで、それは韓国でも同じであり、反日歴史観と朝鮮民族の優越性を主に柱としている。
それを差し置いて日本の歴史観をどうのこうのと云うのは内政干渉も甚だしい。
盗人猛々しいとはこの事である。
ところで、今回の訪朝では秘密裏に交渉するはずだったが飯島勲内閣官房参与が空港に到着してみるとマスコミを配置し世界に向けて公開されてしまった。
この意図しない北朝鮮の報道陣への公開に一番驚いたのは日本ですが、韓国・米国は日本の今回の行動に不快感を表していると新聞では報道されています。特に韓国は「中韓米」の対北交渉に水を差す行為だと猛烈に反発していると・・・どこの国の新聞でしょうね。
しかし大統領就任時からあからさまに日本を蚊帳の外に置く外交を展開している韓国にはそれを批判する権利はない。
大多数の日本人がハングルを読めないの事をいいことに、毎日のように日本は反省せよ、けしからんなどと書き立てる韓国のマスコミ。
日本のマスコミも少しくらいは反論してはどうか。
韓国としては日本の存在価値の低下に向けて日本外し外交の積み重ねをしている最中、日本による拉致問題に関する単独交渉を行った安倍首相の政治感覚は素晴らしい。
韓国に対して名指しで日本外しを批難すると色々と問題があるが、今回の訪朝により韓国は慌てた事に間違いなく、対外的にも日本の動向を注目させる効果があった。
このような外交を展開できる政治家は数少なく今までの歴代首相では日本外しをされてもニコニコして追従していたか、慌てふためいて河野談話や村山談話のように何でもかんでも譲歩したことでしょう。
国益とは何かを再認識させる事件でした。
