J.S.バッハ カンタータ4番 BWV4「キリストは死の縄目につながれたり(Christ lag in Todesbanden)」
バッハの初期の頃の作品で、演奏は当時の楽器編成(各パート1人ずつ)で演奏。
通奏低音のうちチェンバロ奏者は指揮していることが多いけど、実はステージ一番奥に座っているオルガン奏者が代わりに演奏。
もしもソプラノがボーイソプラノで全員男性だったら完璧。
木管楽器のような角型の楽器はツィンクと言ってトランペットの代替でトランペット奏者不足に悩む当時は一般的でした。
曲はコラール変奏曲の形態を取っていてシンフォニアだけはコラール旋律の一部ですが、全曲1節1曲。
最後は変奏されていないコラールで締めくくっています。
- シンフォニア(短い器楽だけの前奏)
- 合唱 ソプラノがコラールを歌い、残りはコラール旋律を元にフゲッタ)
- 二重唱(ソプラノとアルト)
- テノール独唱
- 合唱(アルトがコラール旋律を担当、残りはコラール旋律を元にフゲッタ)
- バス独唱
- 二重唱(ソプラノとテノール)
- コラール(合唱)
コラール旋律はプロテスタントの賛美歌集、カトリックの賛美歌集双方に収められていてとても有名な曲。
復活祭第1日曜日の演奏ために作られたカンタータ?
動画の後半の曲はカンタータ80番「われらが神は堅き砦(神はわがやぐら)」