世界の独立運動

©アンの小箱

カタルーニャは元々独自の文化と言語を持つ国家でWikipediaには「13世紀からの伝統を持つジャナラリター・デ・カタルーニャ(議会の常設代表部。現在のカタルーニャ自治州政府もジャナラリターを名乗る)は、ヨーロッパ大陸最初の政府の一つであった。やがてジャナラリターは、王が不在であったり、戦争のような非常事態になれば、君主に代わってカタルーニャを統治した。」とある。

カタルーニャはスペインに吸収され、現在のフランスの一部も元々カタルーニャで列強に分断されて消滅させられた国家あるいは地域。

現在のカタルーニャ州はカタルーニャ自治法によって、カタルーニャ語はスペイン語(カスティーリャ語)と、オック語に近いアラン語と共に公用語。ただし北カタルーニャでは、カタルーニャ語は公用語ではない。

そういう経緯からカタルーニャの独立運動は自然な動きなんだけど、隣の州もカタルーニャと同じ民族なので連鎖的にカタルーニャに合流するスペインにとっては悪夢が起こる可能性も「無きにしも非ず」ではないかと私は感じるんだけど。

東欧のユーゴスラビアが数か国に独立分裂、チェコ・スロバキアもチェコとスロバキアにそれぞれ分離独立。イラクのクルド人自治府もカタルーニャ州同様に独立の住民投票を実施している有様で、分離独立運動は多民族国家の抱える共通の課題ですが、どれも元々はあった国家を再興しようという民族運動に他ならない。

カタルーニャもクルドも独立宣言をし、揉めに揉める見通しでユーゴの分離独立に至る時の内戦状態に陥らないか心配。

日本の沖縄は琉球王国を島津藩が併合して日本の一部になった経緯から、仮に独立運動が起これば承諾するか自治県として認めるしかないかもしれないけど、単純に独立するのならともかく中国による独立工作の結果の独立だけは安全保障上あってはならない。
というのは琉球は中国の版図だとする中国は何れは琉球自治州として合併吸収するのを画策する事は目に見えている。

そういう日本本土も多民族国家になりつつあり、在日朝鮮人(北朝鮮人及び韓国人)は2016年の時点でおよそ49万人に近く、帰化日本人の数は個人情報保護法のため推測できないけどこれとほぼ同数と仮定すれば100万人には至っているとなる。
終戦時の朝鮮人(韓国人も含む)の半島への帰還時に日本に残った者は数百人もいない。
現在の在日朝鮮人の多くは不法駐留者と推定されますがタブー視されているのか誰も触れない。
これらの人々が一つの過疎地域に集団移住して自治権を主張しはじめたらどうなるでしょうか。現状では在り得ない事ですが可能性としては留意しておく必要があると思いますが如何でしょうか。