裁判員制度と旧態依然の裁判官

元々は過去の判例との整合性を重視した判決をするに当たり、判決結果が国民感覚とかけ離れているのではないかと言うことや、被告側の人権を重視するあまり、被害者側の人権が蔑ろになっている感がある現状から、国民感覚に沿った判決に近くなるようにという事で設けられた制度。

裁判員制度を導入してから判例を上回る厳しい判決が出るようになったが、判例主義の裁判官により控訴審で刑罰が軽くなってしまう事態が起きている。

地裁での裁判員裁判で出した死刑判決5件が高裁で無期懲役になっている。
そのうち今年になって2件。まるでゾンビのように制度導入前の水準に戻ろうとしている。
これでは裁判員制度は事実上機能しないことになる。

「日本では一人殺したくらいでは死刑にならないから」と笑った外国人が忘れられない。