排除します

もうすぐ2018年になろうという今、マスコミは選挙が終わって随分経ったにもかかわらず希望の党が衆議院選挙で失速した原因は「排除します」発言が原因と報じ続ける。

排除について

理念や主張に沿わない者を排除することは政党に限らず組織としては正しい。
理念を同じくする人達が集まった政党同士が選挙で争うほうが有権者にとっては解りやすい。
マスコミの動きを注視すると、「安倍打倒」に使えると思ったマスコミが都知事選や都議選で小池氏報道の大洪水。衆議院選でもその路線のつもりが「排除」発言の内容から安倍政権と同じ保守ということに気が付き小池叩きに方向転換した。
その結果テレビしか見ない世代の世論が反小池になっただけ。というのが本質でしょう。

もう一つの理由

もう一つは「排除」の踏絵を行った後、蓋を開けてみれば最左翼以外の民進党議員がほとんど受け容れられていて、その直前まで民進党は党を挙げて反安倍を唱えていた事を鑑みると、「排除」が手ぬるくザルではないか、選挙に向けた数合わせじゃないかと保守層からの支持者が離れたことも一因でしょう。

筋を通したのは誰か

一方マスコミは立憲民主党に対しては「筋を通した」と絶賛。
しかし、立憲民主党は踏み絵で弾かれるとされた人たちが排除される前に新党を立ち上げるという面目を保つための保身に走っただけであり、それは民進党の希望の党からの出馬を全体会議で全会一致で決めた事からも当初は立憲民主党組も希望へ行く目算だったのは明らかだ。

無所属会派を立ち上げた議員たちは希望にも立憲にも行けない立場の人たち。
筋を通したのは実は不完全ながらも踏絵をした希望の党とも言えそうです。
ただ、不完全な踏絵だったため、保守系と左派系の間で亀裂が入っているため、左派に押し切られて保守色を緩めたら、最早筋を通したとは言えない。