左翼メディアとの戦い

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成29年5月2日通算第5276号 より

(読者の声1)記事前号の「読者の声」、加藤清隆様のご意見に同感です。4月30日夕方の某NHKのニュース解説番組に出ていたNHK解説委員によりますと、ホワイトハウス記者会に欠席した件について、
「記者と仲良くして都合のよい記事を書いてもらうのが当然だと思うのに、トランプにはそういう常識がない」そうです。
 つまり「ニュース記事にはマスコミによる恣意的な部分が大きいので、それを利用するのが常識である」と白状したわけですね。それも上から目線で。
 しかもあまりに当然なので、失言であることすら気が付いていない様子でした。やれやれ。大臣でしたら、辞任ものだと思います。
  (NS生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)トランプがいま展開しているのは左翼、リベラルの偏向メディアとの戦争です。
メディアが揚げ足取りにトランプの支持率が42%しかない、戦後最低とかの批判は意味がない。あれだけメディアがトランプを攻撃しても、まだ42%、つまり半分の支持があり、どのみち情報操作の世論調査の数字でしょうから、本当は60%ほどの支持があるのでしょう。
左翼メディア解体を狙って、トランプが仕掛けている戦争を戦々恐々として萎縮しているのが新聞、テレビの経営陣ではないのですか。
 日本でも新聞は販売店が「押し紙反対」で気勢をあげていますし、広告は集まらなくなって、出版界を眺めても、左翼系は経営が圧迫されている。つまらない時代遅れの本は売れないのです。
 書店で売れている本を見て下さい。大手メディアが絶対に採用しない保守の論客の本ばかりじゃありませんか。時代は勢いを付けて変わっており、あれだけ朝日新聞が攻撃しても安倍内閣の支持率は60%以上です。

日本のメディアは米紙を引用する際に、ニューヨーク・タイムズやワシントン・タイムズなどの左翼メディアの記事しか報じない。保守系新聞からの引用は無いのだ。

また、一見関係が無い様に見えるけど、国連人権委員会が日本のマスコミへの言論の自由の弾圧を批判した文書も関連している。あくまで人権員会のメンバーによる個人的な見解なのだが、あたかも国連の総意であるかの恣意的な報道もあり日本も例外ではない。

米国がトランプvs左翼メディアなら日本も安倍政権vs左翼で間違いない。