TPPのこと

ニュースでは自民党がTPPに難色を示しているのは農業票に配慮しているからだという。
しかしよく考えて欲しい。

関税が例外なく撤廃されるとどうなるか。

今でも人件費の安い発展途上国に生産拠点を移し、そこから輸入して売るほうが国内で生産して売るよりも安いため、国内産業の空洞化が指摘され、技術や頭脳の流出が相次いでいる。
それに加えて退職した団塊の世代のうち有能な人材のヘッドハンティングによって中国や韓国に流れてしまい、ノウハウや技術の流出の危機である。

TPPに参加するということは成程輸入や輸出は関税撤廃により安くなり、商社にとっては美味しいかもしれないが、こうなると国内の生産業はこれによる価格競争に耐えられなくなり今以上に打撃を受ける。
つまりTPPに参加するか否かとは、国内産業を保護するか、熾烈な国際競争の荒波に身を投じるかの選択です。

安倍氏は最低限これだけは守るという項目を確保できなけばTPPを反対するという考え方は正しいと思う。

以上、政治ド素人の主婦のたわごとでした。