石原総裁誕生の悪夢を見なくて済んだのはよかった。
個人的には稲葉議員が総裁になって欲しかったのですが、立候補しなかったので石破議員をと思っていたので少し残念。
それにしても社民党の福島党首が「政権を投げ出した人」と批判。朝日新聞は「側近政治はするな」などと安部氏に対して早くも痛烈な批判が。
社民党や朝日新聞など、親中・親韓の左翼勢力にとっては安部氏ほど都合の悪い天敵は居ない。
挫折経験を胸に、茨の道に切り込む新総裁
2012.9.27 00:57 [安倍晋三]
事実上、次の首相を選ぶとされた自民党総裁選を制した安倍晋三新総裁だが、前途は必ずしも平(へい)坦(たん)ではなく、むしろ遠く険しいいばらの道だ。首相在任時にやり残した「宿題」を片付けるためには、まずは政権を奪還しなければならない。高い理想と保守的理念に反発し、足を引っ張ろうとする勢力も待ち受ける。首相辞任後の5年間、「挫折を含めさまざまなことを学んできた」という安倍氏の真価が問われる。
「政権奪還は決して私たちのためでも自民党のためでもない。まさに日本を取り戻す。日本人が日本に生まれたことを幸せと感じ、子供たちが誇りを持てる日本を作っていくためだ」
安倍氏は新総裁就任のあいさつでこう強調した。総裁選への出馬で、「政権をほうり出したひ弱な政治家」などと多方面から誹(ひ)謗(ぼう)中傷の矢が飛んでくるのは分かっていた。それでも、国難を迎えた時代には自身が先頭に立つしかないと覚悟を決めたのだろう。
憲法改正、集団的自衛権の行使容認、教員組合活動の適正化、公務員制度を含む行政改革、道州制を前提とした地方分権の推進…など、安倍氏が総裁選で掲げた目標や政策の多くは首相時代に着手したものの未完成となったテーマだ。
また、根拠もなく慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」の見直しや靖国神社への参拝など、総裁選の論戦の中で明らかにした方針も注目を集めている。
どれも日本が戦後の占領体制から決別し、独立国として生存していくための当たり前の施策だが、首相時代には反対勢力のすさまじい攻撃を浴びた。その急先鋒(せんぽう)の朝日新聞は、総裁選告示前の7日付の社説で、早くも安倍氏の歴史認識に関して「首相再登板をねらう政治家として、思慮にかける」「一国の政治指導者として不適格だ」などと牽(けん)制(せい)球を投げている。
安倍氏の在任中、メディアは「消えた年金問題」や「政治家の事務所費問題」について大々的に報じて責任を追及した。ところが、安倍氏が退陣すると、新たに同様の問題が発覚してもほとんど取り上げられなくなったのは記憶に新しい。
教育基本法改正、防衛庁の「省」昇格、国民投票法成立など、安倍氏がリーダーシップを発揮して成し遂げた歴史的成果は少なくない。だが、それを正当に評価する声は、反対勢力による批判の大合唱の前にかき消されていった。
「われわれは安倍さんを単騎駆けさせ、討ち死にさせてしまった」
安倍氏が病を得て辞任した際、側近議員の一人はこんな反省の弁を述べた。霞が関の高官は「(当時)53歳の安倍さんは若さゆえに嫉妬の対象となり、支えるべき自民党側も『お手並み拝見』という態度だった」と語っていた。
安倍氏は今後、過去の経験に学び脱皮した姿を見せる必要があるだろう。一方、党側は決選投票まで行って選んだ新総裁を、今度こそ「単騎駆け」させずにきちんと支えていくべきなのは言うまでもない。
福島党首は「政権を投げ出した無責任な」と批判し、一部メディは当時、安部氏はストレスから政権を投げ出したとか仮病だとか言いたい放題の報道をしていた。何のことはない、機能性胃腸障害という重病を患っていたのが真実。入院したままでは国政が混乱するため、苦渋の決断だったわけで、批判される筋合いはない。
安倍氏、不明難病「潰瘍性大腸炎」を新薬で克服
2012.9.26 23:08 [安倍晋三]
「1日に30回トイレに行ってまだおなかが痛い」激しい腹痛に悩まされ首相の座を退いたことのある安倍晋三氏。「2年前に特効薬が発売された」「もう大丈夫」と再起を誓うが、本当に体調は万全なのか。
安倍氏の事務所などによると、安倍氏が悩まされるのは、炎症で大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる「潰瘍性大腸炎」という原因不明の難病。国内に約10万人の患者がおり、「発症すると、我慢するというレベルではない」(同事務所)ほどの激しい腹痛、下痢に襲われるという。
首相在任時の平成19年9月に腹痛で入院した際にはストレスなどが原因とされる「機能性胃腸障害」と診断されたため、「精神的に弱いのでは」との臆測も広がった。しかしその後、月刊誌の取材に持病の難病だったことを告白した。
安倍氏は2年前から、21年12月に発売された「ゼリア新薬工業」の新薬「アサコール」を常備薬としている。同社によると、完治は難しいが抗炎症作用が働き下痢などの症状を抑える効果があるという。
安倍氏の事務所は「飲んでいる限りは大丈夫。『ストレスに弱い』こともありません」と強調している。