宜野湾市長選

新聞やマスコミでは基地移転問題の現行案に対しての賛否は反対派ばかりで県外移転に賛成する人ばかりのように報道されているが、実際は移転先の自治体の住民は賛否が拮抗しているとの話も聞く。

それはともかく、保守系候補が宜野湾市長選において市制奪回したとはいえ、県外移設を主張していて、現行案を策定した当時の政権を運営していた自民党も当選した佐喜真氏を推薦・・・・なにか変ですね。
現行案しか現実的ではないにも関わらず佐喜真氏も敗れた現職市長伊波氏のどちらも県外移設派。

現行案支持の候補を立てられない自民党や民主党の不甲斐無さを感じる。

宜野湾市長選、佐喜真氏初当選…わずか9百票差

接戦を制し支持者とカチャーシーを踊る佐喜真淳さん(12日午後10時14分、沖縄県宜野湾市の事務所で)=足立浩史撮影 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の市長選は12日投開票され、新人の前県議・佐喜真淳(さきまあつし)氏(47)(無=自民・公明・改革推薦)が、元市長・伊波洋一(いはよういち)氏(60)(無=共産・社民推薦)を900票差で破り、初当選を果たした。
保守系の市長誕生は約27年ぶり。

 佐喜真氏はかつて普天間飛行場の県内移設を容認したが、選挙戦では県外移設を訴え、13日午前も記者団に「公約に掲げたように県外移設を求めていく」と述べるなど、移設計画実現の見通しは立たないままだ。

 選挙戦では伊波氏も県外移設を主張し、普天間問題は大きな争点にならなかった。

 告示直前には、沖縄防衛局長が職員に投票を呼び掛けた講話問題が表面化したが、陣営に危機感が広がり、結束した。伊波氏は「普天間の即時閉鎖・返還」を強調したが及ばなかった。

 市長選は前市長の病気療養による辞職に伴い実施された。投票率は63・90%で、知事選と同日選だった前回(67・13%)を下回った。

宜野湾市長選・選管確定得票
当 22,612 佐喜真 淳 無新
  21,712 伊波 洋一 無元

(2012年2月13日12時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20120212-OYT1T00524.htm