アニメや漫画と児童ポルノ

短絡的に言葉にだけ過剰反応して、発言そのものを理解できない人が多いのが気になる。

これには伏線があって、集英社、講談社、小学館など漫画を出版している出版社などが丸々1ページにわたる意見広告を漫画雑誌に掲載するなど児童ポルノ法に反対するキャンペーンを行っていて、それを読んでみると「親が子供の水着姿の写真を撮って所持してるだけで処罰される」などと飛躍した例を掲げている。

そういうキャンペーンに影響されてしまった人々も多いのではないか。

法案を読んだ限りではそんなことはあり得ない。

漫画が日本文化として世界に認知され広まっている現在、日本は児童ポルノ容認国などと外国から思われていはいけない。またそれらを作る者を取り締まる上でも必要な法整備であり、この法案は現在、漫画やアニメがどう犯罪誘発に関わっているか調査し、どういう規制をするべきか研究をするという段階です。

実際ネットでは幼児を強姦するアニメなど出回っています。こういう悪質なコンテンツを取り締まるためなので、親が子供の水着姿を撮っただけで捕まるような事はありえないのだ。

「初音ミク」と「児童ポルノ法改正」関係ある? 片山さつき氏の発言に「意味が分からん」の声

JCastニュース

児童ポルノ法改正について、自民党の片山さつき衆院議員が、初音ミクをたとえに擁護したと受け取られ、物議を醸している。「意味が分からない」というもので、片山氏はツイッターなどで説明に追われている。

東京青年会議所主催で2013年6月30日に参院選の各党代表者討論会が行われたときのことだ。漫画やアニメについても調査研究対象にした児童ポルノ法改正案について、ネット上で過度の規制があるのではと不安の声が出ていることが話題になった。

ニコニコ生放送でも中継されて話題に

コーディネーターのメディアジャーナリスト津田大介さんが、出席者の片山さつき議員にそのことを尋ねたときに、片山氏は初音ミクをたとえに出してこう説いた。

「初音ミクがある日突然引退したり、亡くなったら、あしたのジョーの力石のお葬式並みになると思うんですけども。まあ、そういうアイコンが作られてる中でね、その中にどんどん若い人が入ってしまった中で、その児童ポルノ的な、扇情的なものをしょっちゅう見せられて、それが犯罪に走らないと言い切れるのかどうかと」

討論会は、ニコニコ生放送でも中継されており、その様子はブログなどでも紹介されて、波紋を呼んだ。
「何言ってるのかさっぱりわからん(笑)」「ジョーは葬式してもいいけど、初音ミクはダメってこと?キャラが女だと性犯罪?」「こんなのが規制しようとしてるのかよ」…

疑問の声は片山氏のツイッターにも、次々に寄せられた。

これに対し、片山氏は7月3日、「実在しないキャラクターの児童ポルノを規制すべきか、の論点で、初音ミク並のリアルな動きの女児を主人公にロリコンボルノが描かれたら、それには誘発効果あるかもしれない、という仮想的な例ですよ」とツイートで説明した。さらに、「ドカベンの妹の入浴場面などには犯罪誘発の恐れはありえないでしょう」とも付け加えた。

「誘発効果で犯罪に走るとは言っていない」

初音ミクのファンから、ミクの利用者も危険分子になるのかとツイッターで聞かれると、片山さつき議員は、「彼女は(18歳以上かどうかは別として)『女児』の設定ではなく『女性アイドル』の設定に私には見えますので児童ポルノの年齢的対象に入らないと思います」と返した。つまり、ミクがそのままロリコンポルノになると言っているわけではないらしい。

片山氏はこのほかにも、ツイッターでいくつかの質問に対応していた。

とはいえ、片山氏の一連の発言を見ると、ロリコンポルノのアニメや漫画は、その誘発効果で犯罪に走らせる可能性があると言っていると読めなくもない。

この点について、片山氏は、取材に対して、次のように説明した。

「誘発効果で犯罪に走るとは、私は言っていません。誘発効果はあるかもしれないし、ないかもしれない。そのことについて、法案では調査研究すると言っているわけです。私は、アニメなどを取り締まれという強硬派な推進派ではありませんよ。児童ポルノの単純所持禁止についても、罰則がないのは日本だけだと言っているわけで、強行しようとは思っていないんですよ」

ネット上で発言が疑問視されていることについては、「批判というよりも、考え方の違いだと思います。私は、気が付いた限りで丁寧に応対しているつもりです」と話している。

片山氏の言っている通り、調査査定するための法案であり、実際に処罰するための法案を作るかどうかはその後検討するという内容なのです。

検討や議論そのものをするなというメディア側の考え方に私は嫌悪を感じます。

私たちは、児童ポルノ禁止法改定案に反対します  小学館