鬱病をも治す歌声~GNZ48

AKBグループは「会いにいけるアイドル」というキャッチコピーの他に「夢を目指して日々成長するその過程」をファンが応援するアイドルという触れ込みでもあり、その個々のメンバーは歌手としては音痴過ぎると話題になる。
その一方で10年前に比べて音痴が徐々に修正されてきているのも確か。

そもそもチームでの公演では音痴が目立たないのには訳があると思う。
ピアノの調律はオクターブ内の12音を12等分された平均律という調律法で、平均律は12の調性すべてに対応できる利点がある一方で、一番響きの良い純正律に比べたらどこか音程がずれている。
ピアノは一つの音が3本の弦で調律されていてそれぞれの弦が微妙に音高を違えている。
この3本の弦が同時に響くことで畝るような音の揺れが発生し、純正調との音程のズレを最小限に聴こえるように耳を騙している。

AKBの曲は主にチームで歌われていて、ここが音痴でも複数人で歌うため、音程が取りやすく、個々の音程がずれていてもピアノの弦のように平均化されるので、音痴が目立たない。

↑リンク切れの時はすみません。

「うつ病も治す歌声」と台湾にも話題が飛び火!GNZ48の「音痴すぎる」動画―中国

Record china:2016年10月7日(金) 11時20分

2016年10月6日、「音痴すぎる」と注目されたアイドルグループGNZ48の動画が、台湾でも大きな話題を呼んでいる。聯合報が伝えた。

広州を拠点にするGNZ48は今年4月、SNH48の姉妹グループとして誕生した。今月2日のステージで、国慶節(建国記念日)を祝って愛国ソング「我和我的祖国」(私とわが祖国)を披露したのだが、その歌声の「破壊力がすごい」と話題に。音程のズレ、メンバー間で協調性のないバラバラな動き、歌詞を忘れてうやむやになってしまった場面も。「祖国」が「煮鍋」に聞こえる、と発音のヒドさも指摘され、ネット上には空耳動画まで登場している。

この破壊力満点の歌声の話題が、台湾にまで飛び火している。動画を見たネットユーザーからは、「今年最高の神曲」「これを聴けばうつ病が治る」などという声が飛び出し、まさに言いたい放題といった状態だ。

聯合報はGNZ48について、AKB48グループから切り捨てられたのがSNH48であり、そこから誕生したGNZ48はまさに、「AKB48のニセモノグループ」と紹介している。(翻訳・編集/Mathilda)

6日、「音痴すぎる」と注目されたアイドルグループGNZ48の動画が、台湾でも大きな話題を呼んでいる。写真はGNZ48。
©2016, Record China

GNZ48はAKBグループの姉妹グループとしてインドネシア・ジャカルタを拠点とするJKT48の次に2番めの海外グループとして中国・上海に設立されたSNH48の姉妹グループ(ということはAKB48の孫グループ?)なのですが、設立時にAKB48グループを運営するAKSに相談もなく無断で設立したことからAKSから絶縁されたという。
(現在AKB48の公式サイトからSNH48へのリンクは削除sれている)

現在のSNH48の運営はハゲタカ・ファンドとも噂されているアリババ集団(アリババ・グループ)で、元々の運営者から買収されたものらしい。