防衛識別圏=中国が本性を現してきた

とうとう来るべきものが来た。
安倍政権が集団的自衛権の見直しに前向きな事から、いずれ日本が集団的自衛権を通常の国家並に行使できるようになることを踏まえて、その前に実効支配をしようという意図から中国は防衛識別圏を設定した。
これによって米国が本気で日本を守る気があるのかの品定めの意味もある。

今までの中国に配慮を重ねてきた日本の外交の平和ボケへの警鐘でもある。
自衛隊の国軍化や憲法改正は待ったなしです。

中東などで紛争が続くがこれはあくまでも国家同士の紛争であったり、国内の宗教的または民族的な勢力争いであるが、中国の場合は領土的野心があり、これは第二次大戦前のドイツ第三帝国がヨーロッパ諸国を次々と飲み込んでいった過去と重なる。

現に中国は南シナ海を武力で飲み込み実効支配をして版図としてしまった。
次に東シナ海がこうなることは目に見えていたのにもかかわらず、平和ボケ日本は防衛を本気で考えていなかった。

日本の再軍備は過去の帝国主義につながるとして憲法改正などタブーとしてきたが、それは中国にとっては都合の良い願ってもない状況なのだ。

遅いかもしれないが、眼を覚まそう。

「中国の決意見くびるな」防衛識別圏設置で軍機関紙、日米に警告

2013.11.25 12:40 [日米関係]
 中国軍機関紙、解放軍報は25日、日米両国が中国の防空識別圏設定を強く批判したことについて「国家主権を守ろうとする中国軍の決意を見くびってはいけない」と警告する社論を掲載した。

 防空識別圏の設定にはどの国の許可もいらず「大国の顔色をうかがう必要はない」と強調。「日本が1969年に防空識別圏を設定した行為こそが非常に危険で一方的な行為だ」と反論した。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報も25日、もし日本の戦闘機が中国の防空識別圏内で中国機の飛行を妨害するなら、中国の戦闘機も断固として日本の戦闘機の飛行を阻むべきだと主張した。(共同)

中国が防衛識別圏を設定したということは、理論的には中国が領空侵犯をして航空自衛隊機がスクランブル発進してきた時に、中国空軍は自衛隊機に警告し、場合によっては撃墜するということだ。

さて、日本国内の世論がどうなるか、目が離せない。

この対応を日本政府が誤ると、韓国も竹島や対馬に防空識別圏を設定してしまう可能性が高い。